これはおばあちゃんの作品である。
15年くらい前かなぁ。
MiyuMiyuに聞けばわかるかな。
ユニークで勉強熱心な大正生まれのおばあちゃん、
和裁ができて、歴史教室や陶芸、日舞、
ろうけつ染め教室にも通っていた。
これはある時おばあちゃんが作ってプレゼントしてくれたのだ。
確か妹お豆とお揃いだったと記憶している...たぶん。
おばあちゃんのイニシャル入り。
ロウで絵を描いたとこは染まらない。
丁寧に葉っぱや花が描き込まれている。
葉のギザギザ感!
おばあちゃんやおじいちゃんたち、昔の人たちはすべてが丁寧だなと、思う。字も美しいし、整理整頓も几帳面だった。ポテトチップスの袋も必ずハサミで開けていらっさった。
クルッ!
反対側は水色の紫陽花。
粋だねぇ。
こっちの面が実は好きなんである。
珊瑚ピンクに映える青。
中には無地の裏布がつけてある。
もらった当時は嬉しかったけど、今ほど良さがわからなかった。でもずっととっていて。
ある夏に浴衣を着たときに、“あのバッグがあった!”と思い出したのだ。
ものすごく素敵なバッグだなと本当に思った。
この感動をもらった当時に感じられていたらおばあちゃんも喜んでくれたろうに、と思い続けている。
何年もしまっていたから綺麗なわけで、あんまり使うと色が褪せちゃうかなと、ちょっと葛藤だ。
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